26年01月30日
風の中に、季節の境目を感じる日
今日は、澄んだ青空の下、畑と山がまっすぐに伸びる景色。
強めの風が吹き抜け、体に触れる空気はまだまだ冷たい。
正直、寒い。

けれど、その寒さの中に、ほんのわずかに違う気配が混じっているのを感じます。
頬に当たる風は冬のものだけれど、光はもう春に向かっている。
遠くの山の色も、どこか柔らかく見える気がします。
この場所に立つと、季節の変わり目は「日付」ではなく、「感覚」でやってくるのだと気づかされます。
都会では、カレンダーやニュースで知る春。
ここでは、風の温度、空の高さ、土の匂いで知る春。

森と蔵のまわりには、何も起きていないようで、実は確かに時間が流れています。
急がず、比べず、ただ立って、感じるだけ。
それだけで、少し呼吸が深くなる。

寒いからこそ、暖かさを待てる。
静かだからこそ、変化に気づける。
そんな「間(あいだ)」の季節を、今年もここで迎えています。


